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2014年7月28日月曜日

『Lose Again』  リンダ・ロンシュタット  

1976年夏に発売されたアルバム『Hasten Down The Wind』のA面1曲目に収録されていた曲。



確か高校2年の夏に大阪は近鉄布施駅の近くにあった『ニチイ』に入ってるレコード屋さんでこのLPのジャケットを見て無性に欲しくなって衝動買いしたのを憶えてます。店頭に並んだLPレコードのジャケットを順番に見ながら、気に入ったのが見つかると思い切って買って帰り、針を落としては一喜一憂してた時期ですが、このLPは本当に自分にとって大きな出会いだったと思います。

兎に角リンダの横顔の可愛さに引かれてしまい、以来50歳を過ぎても今だにずーーーとファンです。

余談ですが、このニチイの入っていたビル、今ではビル全体がパチンコ屋さんに変わってしまいました。8階か9階建てのビルですが、上のほうは駐車場になってしまってます。近鉄の電車の中から見てると建物の2/3が駐車場のように見え、何か無駄なスペースばっかり増えてしまってるように思えて少し寂しい気持ちになります。

パチンコ産業も一時の勢いが無くなっているようなことを聞きますが、小規模の店舗がつぶれてなくなってマルハンのような大企業がどんどん店舗数を増やしている状況のようで、主要な駅前に大型店が立ち並んでいる様子を見ると日本人の娯楽のレベルの低さを実感してしまいます。

閉話休題、このLPに初めて針を落とした後に流れてきたこの曲を聴いた瞬間にリンダのファンになってしまった位この1曲目はインパクトがありました。

一瞬響くピアノの音に続いて、リンダの力強い『Save Me , Free Me』というヴォーカルが響き、曲が進行するに連れて徐々にピアノ以外の演奏が加わります。その演奏に最初から最後まで力強い中にも切なさの感じられるリンダのヴォーカルが加わって、ドラマチックな展開で進みます。

そしてサビの部分にかかるとバックの演奏とリンダのヴォーカルが最高潮に達し、エンディングへと突き進んで行くこの曲をきいて一発で虜になってしまったのを強く記憶してます。

この頃の洋楽の女性ヴォーカルと言うと『オリビア・ニュートン・ジョン』が人気でしたけど、可愛いだけ(のようにその頃は思ってました)のオリビアより、気の強そうなリンダの大ファンになってしまった私は、その後つきあう女性全てが気の強い女性になり、結婚した相手もやはり気の強い相手でした。

それを考えると、私にとっては本当に影響力のあった曲やったように思えます。

今年に入って、パーキンソン病になっていることを公表されたようです。



年齢も年齢だし、恐らくもうライブで彼女の歌を聴くことはないのかと思うと
非常に寂しい気持ちになります。






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