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2014年3月19日水曜日

『Will You Love Me Tomorrow』  キャロル・キングではなく...

今回の曲は 『Will You Love Me Tomorrow』 です。

キャロル・キングとジェリー・ゴフィンの共作で、元々はSHIRELLESという女性グループが歌っていましたが、その後作者のキャロル・キング自身はもちろん、ベン・E・キング、ビージーズ、シェール、ブライアン・フェリー、最近だとエイミー・ワインハウス等々、数多くのアーティストがカバーしてる名曲です。

キャロル・キング
最近のライブ映像(ジェイムズ・テイラーと)

ですが、私が一番気に入っているのが『デイブ・メイソン(Dave Mason)』のバージョンです。

デイブ・メイソン自体、キャロル・キングやその他のアーティストに比べると知名度が劣る(あくまでも私個人の印象です)ためか、余り知られていないような気がしますが、私にとってはデイブ・メイソンの太く、ねっとりとした歌い方が気に入っており、この曲を聴くならデイブ・メイソンのバージョンがベスト!だと思ってます。

自分自身の傾向として、キャロル・キングやジェイムズ・テイラーのように淡々と歌い上げるタイプの歌って昔からあまり好きじゃなかったような気がします。スプリングスティーンやロッド・スチュワート、女性ヴォーカルならリンダ・ロンシュタットが昔から好きな方でしたから。

それはそれとして、この曲に関しては、兎に角何というタイトルで、誰が歌っているのかが20年近く分らなかった、というおじさん世代ならではの事情があって、思い出深い曲になっているのです。

そもそもこの曲を始めて聴いたのは、30年ほど前のことで、当時のアルバイト先を辞めることになったときの送別会で、いろいろとお世話になった先輩からカセットテープをプレゼントでもらいまして、その中の1曲がこの曲だったのです。

学生時代から洋楽のファンで結構色々な洋楽を聴いていたほうだと我ながら思うのですが、はっきり言ってこの曲ってそれまで全く聴いたことのない、始めて体験する曲だったのです。
そのテープにはこの曲以外にもカーリー・サイモンの『You're so vain』なんかも含まれていて、結構曲名を知らないまま、お気に入りでウォークマンなんかで聴いていました。

しかし、何年か経った後気がつくとテープを紛失してしまったところから、長い長い曲探しが始まったのでした。

もともとテープには曲名やアーティスト名も書いてなく、おまけにその頃にはテープをくれた先輩とも全く連絡が取れない状態になってしまっていたため、もう一度この曲を聴きたいと思っても誰の何と言う曲かが全然分らないのですから、探しようがありません。

いまだと、「Siri」や「SoundHound」のようにサビの部分をちょっとハミングするだけで音楽を検索してくれるようなアプリもありますが、当時はスマホどころか携帯電話もなく、ついでに言えばパソコンなんかもない時代ですから、音楽好きな友達でもいない限り曲名もアーティストも知らない曲を見つけるなんてことは、ほとんど不可能だったように思います。

時代が変わって自分でパソコンを持ち、Googleで検索できるような時代になってから、かろうじて覚えていたサビの部分の「Will you still love me tomorrow」のフレーズだけを頼りにして、この曲を見つけたときは本当に感動しました。

見つけた後はレンタルCDでこの曲をゲットして、USBのMP3プレイヤーに保存して聴きまくったもんです。

でも、今にして思えばこの曲自体はキャロル・キングでかなり有名な曲なので、普通に暮らしてれば1回や2回は耳に入ってきてもおかしくないはずなのに、自分の記憶では探し当てるまで一度も聴いた記憶がないってのは何か不思議な気がします。

余りにも男性ヴォーカルの印象が強すぎて、女性の声で歌われるのは脳でスルーするような状態にでもなってたんでしょうか???

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